肩こり解消のツボはコレ!最も実感できる6つの部位別ツボ押し法

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肩こりマッサージ

肩こりをツボ押し(指圧)で解消したいですよね。実際、ツボ押しは肩こり解消にも効果があります。

ツボは東洋医学に伝統的に伝わる考え方で、「気(き)」と「血(けつ)」の通り道「経路」のポイントのことです。ツボは人体に365あるとされています。

手やツボ押し器を使うことで、いろいろなトラブルが改善すると考えられているのですが、肩こりに効果のあるツボはどこか、どのように押すのか。

そこでこの記事では、人体の6つの部位に絞って、肩こりに効果的なツボとその押し方についてお知らせします。肩こりをツボ押しで解消したい方はぜひ参考になさってください。

※ご紹介するポイントは、伝統的に伝えられてきたもので効果には個人差があります。

【当ブログからのお知らせ】1日わずか5分の極上セルフリラクゼーションで、あなたのツラい肩こりを解消し、揉みほぐしにサヨナラする方法をお伝えします。


1.肩こり・首こりの原因

パソコンで肩こり

パソコンの作業姿勢やスマホ姿勢は肩こりを引き起こす最たるものです

肩や首のコリ、強ばりの原因は多くありますが、一般的な原因のいくつかは次の通りです。

・デスクワークなど椅子に座っての作業姿勢
・寝る時の姿勢
・肩、首の動かさなさすぎ
・肩、首の使い過ぎ
・筋肉痛
・睡眠不足
・寝違え(首の捻挫)

これらのケースでは、原因を解消するようにして、さらに肩こりに効果的な運動やストレッチ、ツボ押しなどで緩和させることができます。(重度の捻挫の場合は動かさないでください)

しかし、深刻な疾患もあります。

・むちうち症(重度の捻挫)
・頚椎ヘルニア
・脳周囲の髄膜の炎症
・子宮頸脊椎炎
・関節リウマチ

このような場合がありますので、可能性を考える方は医師の診察を受けてください。

また、ストレスが継続することによる心因性の肩こりもあります。原因について詳しくお知りになりたい方は別記事「しつこい肩こりを引き起こす30の原因」をご一読ください。


2.セルフで行うツボ押しの注意点と効果的な押し方

 

acute-neck-pain

多くのツボは自分で探し当てることができます

ツボ押し(指圧)の効果を最も感じるのは、「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格保持者に行ってもらうことです。状況に応じて的確な施術を行います。また日頃のケアについてアドバイスをくれることもあります。

この章では、セルフで行う時の注意点と効果的な方法について解説します。

2−1.ツボ押しのNGと注意点

以下の状況ではツボ押しを行わないでください。

・妊娠中
・飲酒後
・食後30分以内
・発熱時や普段と明らかに体調が悪かったり異なる場合
・ツボ押し部分に外傷や疾患がある場合

押す場合の注意としては下記の通りです。

・なるべく正確にツボを押す
・力任せに押さない。状況によってはさする程度でもOK
・長時間、同じツボばかりを押さない

2−2.効果的なツボ押しの方法

主に親指で押しますが、ツボによっては、他の指を使用します。押しやすさで選んでください。

ツボは垂直に押す

痛みを感じて不快な場合は弱めるか行わないでください

指のはら(指の先端から第一関節にかけて)を使ってツボに対して垂直に圧をかける
指先にのみ力が加わるようにして(他の指や手のひら全体に力が入ってガチガチにならないように)「やや強め(ほどよい刺激を感じる程度)」で押す
一ヶ所 ひと押し 3~5秒を目安にじんわり押して、ある程度のところでキープ。ゆっくり力を抜きながら離す。インターバルを10秒程度設けて数分間断続的に行う。

3.肩こり・首こりに効果的な6つの部位別ツボはこれ!

いよいよツボをご紹介します。ツボの探し方は

指で探ってみて ・じゃっかん凹んでいるところ ・じゃっかん柔らかくなっているところ ・押してみて周辺部位より刺激を感じるところ です。※ツボは左右対称の位置にあります。

3−1.肩のツボ「肩位(けんせい)」

肩井は、もっとも肩こりを感じる部分に近いツボかもしれません。このツボを刺激することは、パンパンに張った首と肩を緩和するのに効果的です。また、背中の痛みを緩和するのに役立ちます。頭痛や歯痛、自律神経失調症にも効果があるとされています。

肩井の下には太い血管が走っています。これを指圧することで血の流れを良くするのです。

肩井

肩井

首の付け根に出っ張った骨があります。顔を下に向けるとより分かりやすいでしょう。この骨と肩の端とのちょうど中間にあるツボです。首から肩にかけての稜線上にあります。親指で押すことが難しい方は、中指と薬指の腹で指圧してください。

3−2.うなじのツボ「風池(ふうち)」

うなじにも多くのツボが集まっています。ここを刺激することは、頭痛、首の痛みやめまいを緩和するのに役立ちます。

風池

風池

首の骨の上に2本の筋肉が走っています。それを上に探っていって生え際に当たるところに、のちほど紹介する天柱というツボがあります。ここから生え際をそのまま滑らせていって天柱から横に2〜3cm程度のところ、耳たぶの後方に風池のツボがあります。

3−3.首の付け根のツボ「肩中癒(けんちゅうゆ)」

このツボを刺激することはパンパンにはった首のコリや痛み、しびれを緩和するのに役立ちます。またこの周辺ゾーンに刺激を加えたり、優しくさすることは慢性の咳を緩和することにも効果的です。

肩中癒

肩中癒

首の付け根の出っ張った一つの骨から左右に指三本分の位置にあります。首の骨を探して、そこから外側に薬指、中指、人差し指と当てて、人差し指が当たる位置です。

3−4.頭部はこの7ヶ所を押す!

頭部はもっともツボが集中している部位です。ご紹介する7つのツボすべてを刺激することで肩こり首こりはもちろん、頭痛やそこから引き起こされる首の痛みにも効果的です。

頭部のツボ横から

頭部のツボ上から

・眉衝(びしょう) マユ頭からまっすぐ頭の方に指をたどり、前髪の生え際の少し(5mmくらい)上です。
・曲差(きょくさ) マユ頭と黒目の中間点からまっすぐ頭の方に指をたどり、前髪の生え際の少し(5mmくらい)上です。
・五処(ごしょ) 曲差の後1.5cm、頭の中心線の外4.5cmほどの位置です。
・承光(しょうこう) 前髪の生え際から8cm、頭の中心線の外4.5cmほどの位置です。
・通天(つうてん) 承光の後4.5cmほどの位置です。
・絡却(らっきゃく) 通天の後4.5cmほどの位置です。
・玉枕 (ぎょくちん) 枕が当たる位置です。両目から後頭部へ水平にラインを引いたイメージで指を滑らせます。そのまま後頭部を触るとゆるやかな盛り上がりがあり、その上辺がやや凹んでおり、その中心部から左右親指2本分ほど外側の場所です。

3−5.首の後ろのツボ「天柱(てんちゅう)

首と肩のコリや頭痛の解消に効果的です。

天柱

天柱

天柱は、首の後ろの髪の生え際、2本の太い筋肉の筋の外側にあるくぼみに位置します。

3−6.手のツボ「合谷(ごうこく)」

親指と人差し指の付け根のツボです。首や肩の緊張や心理的不安を軽減するのに効果的です。

合谷

合谷

親指と人差し指、それぞれの骨を付け根までたどっていくと両方が最も近づくポイントがあります。その部分より指一つぶんほど指先側の位置にあります。

4.パートナー指圧を行う際に知っておきたい8つのポイント

お伝えしたツボは、セルフでは指で押したりツボ押し器を使うことで効果が上げられます。

しかし、最も効果がある方法は、国家資格のあん摩マッサージ指圧師に施術してもらうことです。それが無理な状況では、誰かパートナーに指圧してもらうことがいいでしょう。

その際のポイントをお伝えします。

・施術を受ける方は、凝っているポイントをできるだけ明確に伝えてください。肩のコリなのか首なのか。

・指圧を行う前にストレッチを行ってみましょう。原因となっている筋肉を柔らかくする効果があります。

 肩こりのためのストレッチは 別記事「大至急で肩こり解消!5分でできる癒しの極上ストレッチ7選」を

 首こりのためのストレッチは 別記事「首こり解消は全方向伸ばし!今すぐスッキリストレッチ7選」を参考になさってください。

・頭の下には枕を、カラダの下にはタオルなどを敷いて、快適な環境を作ってください

・パートナーは、主に親指を使ってソフトにツボに対して垂直に押していってください。随時心地よいかどうか尋ねます。決して力ずくで押すのではなく、指でそっと押します。状態によっては触れて軽く圧をかける程度でも、ツボ押しの効果が感じられます。

・なるべく左右同時に、同じ圧力でツボ押しを行います。数秒程度押したら、ゆっくり力を抜きます。同じポイントを繰り返してください。そのインターバルは5〜10秒程度です。一つのツボを5回程度押したら次のポイントに移ります。

5.肩こり解消のためのツールエクササイズ

以上、ご家庭でできる肩こり解消のためのツボ押し方法をご紹介しました。

実は、ツボ押しではなく、筋肉をゆるめることで肩こり解消がはかられるツールエクササイズがあります

当ブログを運営する㈱LPNが製造発売するストレッチポールを使用するとリラックスしながら肩こり解消の運動が行えます。ツボの位置を意識せずに、また力をかけたり誰かに押してもらうことなく肩まわりをゆるめることができます。ツボ押しの前に行えばその効果をあげることが期待できます。

円柱状のストレッチポールに体重を預けることで、全身が脱力し、自然なストレッチ効果で筋肉がゆるみます。そのままゆらぎ運動を行うことでよりカラダがリセットされます。

ストレッチポールを使用した運動がなぜ肩こり解消に効果的なのかは、別記事「ストレッチポール®が肩こりに効果的な理由と解消エクササイズ」にてご紹介しておりますので、興味を持たれた方はそちらもご覧ください。

また、肩こり解消のために使用しているご愛用者の方の声は「買う前に知りたいストレッチポール®の口コミ・ニーズ別全まとめ」にて取り上げています。

床磨き運動

ストレッチポールを使用した床磨き運動

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ストレッチポール®は㈱LPNの登録商標(第4666450号)です。正規品は公式LPNショップにて、またAmazon楽天市場Yahoo!ショッピングでも正規品をお買い求め頂けます。

6.まとめ

ツボ押し(指圧)は、東洋医学のひとつとして長い歴史を持ち、様々な病気やトラブルを治すために現代でも効果的に活用されています。「気」や「血」、「経路」などの考え方は独特のものですが、現代でも効果を感じることができます。

東洋医学の考え方は、人間の存在の中に入り、体と自然の要素のバランスを取り戻すようにすることです。そのための方法の一つが指圧です。肩こりや首こりを感じた際はぜひご紹介したツボを効果的な方法で指圧し解消をはかってください。

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