ツラい“ひざ”が楽に!サポーター選びに不可欠な3つのポイント

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ひざのトラブルでお悩みですか?

ひざの疾患の中には最初は不安定感から始まるものがあります。老化やこれまでの酷使、もしくは使わないことによる筋肉の衰えでもひざのぐらつきは発生します。

そんな時に外側から支える方法の代表格が「ひざサポーターの使用」です。膝頭のぐらつきを抑えてくれる頼もしい味方です。

しかし世の中にはひざサポーターが多いですよね。いったいどのようなサポーターを選んだらいいのか。

そこでこの記事では、サポーター選びに外せない3つのポイントと、できればあったほうがいいポイントをお伝えします。最後までお読み頂ければ選び方がよくお分かり頂けると思いますので、ひざサポーターを検討されている方はぜひご一読ください。


1,ひざのズレが起きる2つの代表疾患

ひざのズレ、ぐらつきを起こしている方はこれがなんなのか不安かと思います。ここでは代表的な2つの疾患についてご説明します。

ひざの解剖図

ひざの解剖図

 

1−1.若い人に多い膝蓋骨不安定症

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膝蓋骨不安定症とは、端的にいうと膝頭が外側にズレてしまう傷害のことです。

いろいろな原因があり、大腿骨と膝蓋骨(膝頭)のハマり具合が悪かったり、膝蓋骨と脛骨をつなぐ膝蓋腱に異常があったり、膝蓋骨のずれを抑えている靭帯のテンションに緩みや縮み、アンバランスになっているなどです。

若い女性やX脚のひとに起こりやすいひざの傷害です。

重症になると、実際に膝頭が外にはずれてしまう脱臼となります。猛烈な痛みを感じ、歩行することができなくなります。この脱臼はクセになることもあります。

膝蓋骨不安定症

周囲の筋肉を強化したり、ひざサポーターを利用することでひざの安定感を高める保存療法が一般的です。

1−2.中年以降に多い変形性膝関節症

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ひざを楽にしたいとサポーターをお探しの方はこちらが多いのではないでしょうか。

変形性膝関節症の多くは加齢とともに関節内の軟骨や半月板の老化が進み、使いすぎにより減り、骨どうしが当たるようになることで痛みや水のたまりが発生するものです。

男女比は1:4で女性に多く見られます。年齢を重ねるにつれて症状を訴える人が多くなりますが、早ければ40代でも発生します。

最初はやや痛みを感じる程度から始まり、歩けば痛むが休めば回復したりという状況を経ます。階段の昇り降りで痛んだりするので歩くのがおっくうになります。

運動量が減ることで、筋肉量は落ち、さらに膝の痛みが進行しやすくなります。寝たきり生活につながる軽視できない疾患です。

このように進行状況によって痛みの度合いや程度が異なります。

変形性膝関節症の進行ステージ

Ⅰ期(疑いや兆候のある時期) 最も小さいレベルの損傷ですが、すでに10%の関節内組織が失われています。ひざの不安定感を感じ始める人もいます。

Ⅱ期(初期) 関節内が狭くなってきています。軟骨の損傷が始まり、骨棘の発生も起きています。多くの人がひざの不安定さを感じる段階です。

Ⅲ期(進行期) 関節内が狭くなり、骨どうしが当たりやすくなっています。軟骨損傷箇所や骨棘が増えています。ひざの不安定さや痛みをはっきり感じる段階です。歩くのがつらくなってきた方も少なくありません。

Ⅳ期(重症期) 関節内のスキマがほとんどありません。60%もの関節内組織が失われています。骨棘が大きく発生し、歩けなくなるほどに痛みを生じています。

重症期になるといろいろな外科的対処も検討されます。人工膝関節を埋め込む場合もあります。はやめにひざに負担をかけない対処法をとりましょう。


2.ひざの不安定さを解消するために

このように不安定感を感じる方のためにいろいろな対処方法があります。この章ではそれをご紹介します。

・O脚やX脚の改善

姿勢(立ち方や歩き方)が悪いと、膝にも負担をかけやすくなります。

X脚

X脚は見た目が悪いだけでなく、カラダに様々な負担をかけます

・インナーユニット(体の深層筋肉)を強化する

体の深層筋肉を使わないでいると、姿勢を安定しにくくなり下半身に負荷がかかりやすくなります。

O脚やX脚の方で、運動を趣味にされる方は、特に負荷がかかりやすい傾向があります。

カラダを動かすことが好きなのに、ひざに負担をかけてしまっているのは、姿勢や呼吸に問題がある可能性も少なくありません。

・血行不良や運動不足の解消

運動のしなさすぎでも、ひざを悪くする可能性があります。運動不足は筋肉の衰えや、縮こまり、こりを発生させています。また、ひざを柔軟に大きく動かすことができないために痛みを発生させる可能性があります。ストレッチや軽運動から行いましょう。ストレッチは運動前後にもよく行ってください。

・適度なダイエット

体重が重い方はそれだけ膝への負担がかかりやすいです。体重を減少させることで膝への負担がかかりにくくなります。

・ひざサポーターの使用

ここまでは内的な改善点でした。ひざを保護するには外側からのサポートもおすすめします。サポーターは筋肉や靭帯の代わりとなってひざの安定化を高めます。また内側からの改善と違って、時間をかけずにつけるだけでサポート感を感じる方が多いです。

次項では外側からひざの安定感を高めるひざサポーター選びのポイントをご説明します。

3.【ひざサポーター選びのポイント1】ぐらつきを抑える機能が最優先

ひざのぐらつきが、日常の動きを妨げたり、歩くことに対して不安感を生み出させて、活動や意識を消極的にさせてしまいます。

ひざのぐらつきを抑えることで、物理的にも心理的にも安定感を生み出すのです。

サポーターに求められる最大の機能ですが、これについては、ひざの筋肉のバランスを保持する、支持用ボーンが入っているサポーターがおすすめです。

また支持用ボーンは、フィット感にも貢献します。あるメーカーの実験では、歩行接地中における平均ズレ幅が、ボーン入りのものはなしのものに比べて53.7%も低下したという結果が出ました。

フレックスチューブボーンの有・無でズレ幅が半減!歩行接地中における平均ズレ幅(サポーターのズレ幅)53.7%低下 ※ミズノ調べ 試行:30m 走路5往復=300m フレックスチューブボーンの有無で比較した結果、サポーターのズレ幅を低下させている事がわかりました。

ひざは日に何度も曲げ伸ばしをする関節。そのボーンに求められる機能は、自由に曲がるがしっかりサポートし、ヒザもサポーターもずらさないという一見相反するような特徴を兼ね備えたものが必要になります。

4.【ポイント2】フィット感・いろいろな動きでもズレないことが大事

動きを妨げずに、適度なフィット感を与えること。このこともサポーターには重要なポイントです。

ひざの曲げ伸ばしにより、サポーターには常に伸びたり縮んだりを繰り返します。これによりサポーターはズレやすくなります。常に下に重力がかかっていることに加え、ひざの動きで下に落ちやすくなっているのです。

ひざの動きを分析すると、縦方向には大きな伸びが必要。横方向にはあまり動きがありません。サポーター生地も縦方向にだけ伸びる素材が必要になります。

また、力の加わり方も形や動きによって異なっています。動きに応じた最適設計がなされているものを選びたいものです。

このようなひざ独特の動きを研究しているスポーツメーカーが開発に携わっているようなものをおすすめいたします。

5.【ポイント3】意外に重要!蒸れなさが使い勝手に直結!

長時間着用するサポーターだけに蒸れなさも考慮したいポイントです。

ひざの動きを良くするには温めることが大事。実はどのようなサポーターでも温める作用はあります。

それが活動することにより、人間は発汗します。特にひざ裏は汗をかきやすい部分。温めることだけに着目すると、汗が溜まっていて不快な気持ちになりがちです。

温めながら水分を蒸発させるような設計をされているものをおすすめします。

6.できれば重視したいさらなる3つのポイント

・ひざに当たる部分にパッドがあること 膝頭を保護するパッドがついているほうが安心です。日常動作ではしゃがんだり、床にひざをつくことも少なくありません。そのような時にひざのお皿部分を保護するパッドが入っていると衝撃を吸収してくれます。

・見た目がシンプルで目立たないほうが普段使いには良い 膝サポーターで調べるといかにもスポーツ選手が使うような黒いバンドで止めるタイプがあります。スポーツ時の激しい動きをするヒザの安定化や保護には効果的ですが、そこまでの運動をせず日常生活程度の動きならば、目立たない色の筒型のタイプをおすすめします。スリムなパンツやスカートの場合も使いやすいです。

・抗菌防臭作用があること 汗のムレに関連して、抗菌や防臭の機能も欲しいものです。抗菌防臭効果のある素材はいろいろありますが、その代表例は古くから活用されている竹炭です。ひざサポーターのなかには、竹炭繊維を生地に使用したものも製造されています。

7.編集部おすすめの「ひざサポーター」はコレ!

以上のポイントをおさえた商品として、サントリーウエルネスとミズノが共同企画した、「ひざ動楽 歩行快適サポーター」を当編集部ではおすすめします。それは次の理由からです。

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81001img03ぐらつきを抑える“フレックスチューブボーン”の採用

サポーターに保持具が入ることで、安定感をしっかり高められるということです。ミズノの研究ではフレックスチューブボーンのサポーターは、なしのものと比べて、サポーターのズレ幅が53.7%も低下していることが分かりました。安定性とともにひざの曲げ伸ばしを両立させているのがこの機能なのです。

ズレにくく、快適な装着感 “ダイナモーションフィット”設計

81001img07人体の動きにおける、皮膚の伸縮性・伸縮方向などを3Dグラフィックスで再現し、コンピューター・シミュレーションによる解析結果をもとに構造設計をしています。一流スポーツメーカーであるミズノの解析力が活かされています。

ひざ衝撃を軽減する“パテラパッド”

ひざをついての作業は日常生活で意外におおいもの。ひざ動楽には、膝頭(ひざこぞう)の部分に衝撃緩和のためのパテラパッドが入っています。ひざをついての作業時などにありがたい機能です。パッド入りなのに優しい見た目で普段使いしやすいデザインとなっています。

ムレにくいメッシュ構造

汗をかきやすいひざ裏にメッシュ構造を採用しています。これにより長時間の着用でもムレを抑える効果に繋がっています。

抗菌防臭の“竹炭繊維”採用

水や空気の浄化作用があるのが竹炭です。原子顕微鏡で見ないとわからないような細かい穴に不純物をとりこんで吸着させます。この竹炭を一部使用した繊維が本体に使われています。そのおかげで匂いの元となる成分もしっかり吸着させる効果を与えています。もちろん家庭用洗濯機で繰り返しご使用できます。

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以上、ひざ動楽のおすすめポイントをご紹介しました。大切な方へのプレゼントにもいかがでしょうか。下記バナーより商品紹介ページに飛ぶことができます。さらに詳細な商品解説がありますので、気になる方はぜひアクセスしてみてください。

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まとめ

ひざに不安感があったり、動きを楽にしたいとお考えの方に、サポーター選びのポイントをお伝えしました。動けなくなることはひざ周辺のみならず全身の筋肉量が落ち、より動きにくくなる悪循環を生み出します。

それを防ぐためには、できる限り歩くということです。サポーターで安定感が増すことはそのためにプラスになると考えられます。

ぜひこの記事を参考になさって、最適な一足をお選びください。

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