SEO用語集50選

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「Googleアドセンスって何?」「Googleアドワーズと何が違う?」

「SEOって悪者なの?」

このようにお考えの方は少なくないと思います。

そこでこのページでは1/5社内研修会で登場する「単語」を中心にその意味を解説します。その単語を説明するために新たな単語が登場したり、周辺環境の理解のために数が多くなってしまいましたが、いまじにあの3人が2年以上、毎日相手にしてきた単語の数々です。

これをご一読していただければ取り組みの理解が進むことはもちろん、コンテンツマーケティングの専門家としてスタートを切ることができます。

いまじにあと空気感を共有したいとお考えの方や、社内研修会を実り多いものにしたいとお考えの方はぜひ参考になさってください。

1.基礎知識編

1−1.コンテンツ

ウエブ上で発信する情報。文章、写真、動画、イラストなど。「上質なコンテンツとは何か」については研修会で説明する。

1−2.コンテンツマーケティング

コンテンツを利用して直接的または間接的に収益化すること。

1−3.SEO

Search Engine Optimization。検索上位を得るために、ウエブサイトをコンテンツ的にも、内部構造的にもベストな状態にすること。

1−4.ブラックハットSEO

Googleをだまして中身が伴わないのに上位表示させる手法。ペナルティの対象になると言われていた。ちなみにペナルティを受けると検索圏外に飛ばされたりする。

1−5.ホワイトハットSEO

Googleの基準に則って、正しいSEOを実施すること。公式ブログはこれ。

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1−6.内部SEO

コンテンツの質を良くすること。良質なコンテンツを定期的に発信することなど。また、googleに評価されやすいサイト構造にすること。公式ブログが最も重視しているもの。

1−7.外部SEO

他社や一般人など部外者から評価を多くもらえるように行う施策。権威のあるニュースメディアや官公庁のサイトに取り上げてもらったり外部リンクをもらうことなど。

1−8.内部リンク

同じサイト内で別記事へのリンクを貼ること。強い記事から弱い記事に内部リンクを貼ることで内部SEOできるかも、と言われている。

1−9.外部リンク

他所サイトからのリンク、もしくは他所サイトへのリンク。他サイトからリンクを張ってもらうことは被リンクともいい、こちらのサイトの力や信頼性を強化するメリットがあると言われる。それを利用してブラックハットSEOで悪用されることも少なくない。

1−10.バズる

ぽっこりお腹記事がバズった時のグラフ

ぽっこりお腹記事がバズった時のグラフ

記事やサイトが平均値や期待値を超えて大幅にアクセスを集めること。ネットユーザーから評価を受けて「友達に教えたい」と共有・拡散されたり、テレビや新聞で取り上げられることで発生する。

2.メディア編

2−1.ブログ

個人でも簡単にインターネットを介して情報を発信できる文字メインのウエブサイト。デザインが豊富。簡単にできるもの、カスタマイズが豊富なもの。見た目に特化したもの。広告に特化したもの。SEOに強いものなどがある。

2−2.メディア

情報サイト、ニュースサイトの意味で使われることが多い。ブログよりは規模が大きく、話題が多岐に渡る印象。Yahooニュース、msnなど。

2−3.キュレーションメディア

あまたあふれている情報を、ユーザーにわかりやすく、簡単に、要旨だけわかるように選別、抽出したもの。一般ユーザーが自由に投稿するnaverまとめなどがある。自社が外注し、自社の方針に沿った記事だけをアップしていたwelqも一種のこれ。

2−4.オウンドメディア

会社が所有し発信するメディア。基本的に自社サービスに関連した情報発信のみを行う。公式ブログはこれにあたる。

2−5.ソーシャルメディア

人力拡散型メディア。はてなブックマーク等。ユーザー間の交流がコメント欄程度のみ。バズを発生させるために有力なメディアとなる

2−6.ソーシャルネットワークサービス

SNS。ユーザー交流型サービス。Facebook、Line、twitter、Instagramなど。ユーザーが最も手軽に投稿でき、共有できる。これもバズを発生させるには有効な手段。

3.ユーザー行動関連

3−1.オーガニック検索

検索エンジンの、広告枠以外の検索結果を指す。SEOは検索エンジンに高く評価されるホームページを構築し、広告を使わずに上位表示させることが目的なので、オーガニック検索枠内での対策となる。

3−2.個人最適化

Googleはユーザーの行動や情報をメールや閲覧、購入の履歴により把握している。それにのっとってGoogleの検索結果等を使いやすくしている。具体的にはユーザーに関連の高い情報を優先させて表示させている。人によって検索結果が異なることがあるのは、この個人最適化のせいである。

3−3.シークレットモード

ウエブブラウザ「Chrome」や「Safari」の機能。セキュリティーモードとも。個人最適化を排除した状態。この状態で検索すると「初めてその言葉で検索した人にとっての順位」が表示される。SEOにおける順位表示の基準はこのモードでの結果を重視する。検索履歴にも残らないので、他人や公共のパソコンを使う時におすすめ。

4.指標関連

4−1.Googleアナリティクス

サイトの現状分析のためにユーザー数やその属性などを細かく調べられるGoogleのサービス。諸々の数値は(webオープン時からではなく)本サービスを設定して計測開始時点からの数値となる。なのでサイトオープン時に同時に設定しておくのが良い。

ユーザーサマリー画面

ユーザーサマリー画面

リアルタイムサマリー画面は、今来ている人数、見ているページ、誘引の原因となった外部サイトなどが分かる

リアルタイムサマリー画面

リアルタイムサマリー画面

4−2.ユーザー数

ユーザー数。インターネット界隈では特に注釈のない場合は「のべユーザー数」が使用されるが、Googleアナリティクスではユニークユーザー数を表示する。

4−3.ユニークユーザー(UU)数

のべ、を省いた純粋な「個人の数」。公式ブログではこの数を最も重視している。期間的によく見ている指標は「過去30日間」「月間」「当日(前日比)」「今週(先週比)」「リアルタイム」。公式ブログの場合、日・月曜日が多く、週末にかけて漸減し、金曜日が最低、土曜日に復活するというサイクルを辿っている。

4−4.リターンユーザー数

計測以来複数回訪れたユニークユーザーの数。計測期間が伸びるほど増える。

4−5.セッション数

アクセス数ともいう。「何回ホームページに来たか」を測る。

4−6.ページビュー(PV)数

「何ページ見たか」の数値。多くのメディアでは広告の露出回数を増やすために、1記事を分割して、数ページの記事にする。結果広告収入が増える。そのためにメディア側&スポンサー側も重視する。公式ブログの場合、PV数166万>セッション数133万>UU数100万 という比率。

5.Google内部関連

5−1.アルゴリズム

Googleの検索順位決定のための指標。およびその仕組み。文字数、更新頻度、滞在時間、離脱率など200項目に渡るとされている。不定期にアップデートされる。

5−2.クローラー

Googleのページ巡回ロボット。複数タイプあるといわれる。人力の場合もある。

5−3.インデックス

ホームページまたは各ページ、記事がGoogleの順位判断基準に登録されること。またはその数。ホームページの規模感を感じることができる。多数インデックスされても上位表示されないと意味がない。

6.広告関連

6−1.アフィリエイト広告

成果報酬型広告。成果は成約数など。webで集客さえすれば、決済や流通、顧客対応はすべて代理店や顧客管理システムが行ってくれる。多くのメディアのマネタイズの柱。例)A8.net、X-MAXなど

6−2.PPC広告

クリック課金型広告。サイト運営者はクリックされるだけで収入になる。

6−3.Googleアドセンス

GoogleのPPCプログラム。クリック数=広告収入。個人に最適な広告を表示するのでクリック数&率が高い。PCとスマホに最適な表示を自動的に行う。ちなみに、自社のサイトに貼ってある広告をサイト管理者がクリックするとペナルティの対象になる。

アフィリエイトは、誰にでも同じ広告が表示される。アドセンスは個人最適化されている。執筆者が猫飼いのためにこのような広告が表示された

アフィリエイトは、誰にでも同じ広告が表示される。アドセンスは個人最適化されている。執筆者が猫飼いのためにこのような広告が表示された

6−4.ページRPM

アドセンスの分析指標の一つ。(ページ インプレッション収益): ページビュー 1,000 回あたりの平均収益額。

adsenceの管理画面。各種数値はここでみる

アドセンスの管理画面。各種数値はここでみる

6−5.クリック単価

CPCとも。広告の 1 回のクリックに対して広告主が支払う金額。

6−6.ページ CTR

(ページクリック率): 広告のクリック数をページビュー数で割った値。

6−7.Googleアドワーズ

広告出稿者(スポンサー)むけサービス。検索数や競合率に応じた入札単価で自社の広告をGoogleアドセンスに出稿する。費用が高いと多く表示されるが、商材や検索数によって異なる。例)中古車査定2,235円、青山 フラワーショップ44円、ストレッチポール33円など。

6−8.Amazonアソシエイト

Amazonのアフィリエイトサービス。公式ブログの記事からAmazonへ客を送り込んで、客が購入すれば「何でも」紹介料率の対象になり、公式ブログの収入になる。追跡期間24時間。紹介料率は5%が一番多い印象。

6−9.楽天アフィリエイト

Amazonと比べて追跡期間が一か月。しかし紹介料率が低い、見た目がイケてないなどのデメリットも。公式ブログでは採用していない。

6−10.ネイティブアド

 

ネイティブアドの概要

ネイティブアドの概要・画像/本文のところに広告(外部リンク)がはいる

ネイティブアドの例

ネイティブアドの例

ページデザインにフィットした広告。ブログやメディアでは、「関連記事の一つ」と受け止められるような表示のされ方をする。記事型広告が多い。

7.キーワード関連

7−1.検索数(月間検索数)

そのキーワードが月に何回検索されているかの数値。

7−2.ユーザーニーズ

ユーザーの欲望。またはそれが言語化された状態。潜在ニーズ、顕在ニーズなどがある。

7−3.検索クエリ

ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで調べるときに、入力するときの言葉やフレーズのこと。ユーザーニーズをもっとも単純化した言葉と考える。

7−4.検索キーワード

広告主が広告や設定する語句やフレーズ。必ずしもクエリ=キーワードではない。例えば「検索クエリ=足の裏が痛い」、広告主側の設定検索キーワードは「足底筋膜炎」となる。記事内で両者をすり合わせる作業が必要。

7−5.ビッグキーワード

単一検索語「トヨタ」など。検索数が多いので上位表示できればアクセス増が見込める反面、上位表示達成するのが難しい。またユーザーニーズが多様性をはらんでおり、わかりかねる。月間検索数の目安では公式ブログの場合、10,000以上。

7−6.ミドルキーワード

「トヨタ 中古車」など。ビッグキーワードよりはユーザーニーズが推し量りやすい。月間検索数の目安では、公式ブログの場合1,000~9,000。

7−7.スモールキーワード

「トヨタ 中古車 千種区」など。検索数が少ないが、ユーザーニーズがはっきりしている。月間検索数の目安では、公式ブログの場合1,000以下。ロングテールキーワード(長文キーワード)とほぼ同義語

7−8.関連キーワード

ビッグキーワードに関連する言葉を付加したもの。

例えば、ユーザーが検索するときに「単一検索語」をまず入力する。関連キーワードは、「同じ検索をしている人が、どういうキーワードを次に入力しているか」をサジェストする機能。

「プロテイン」の関連キーワードは「プロテイン おすすめ」「プロテイン 効果」「プロテイン 飲み方」「プロテイン ザバス 価格」など。関連キーワードを知ることで、関連するミドル&スモールキーワードを知ることができる。ユーザーニーズを推し量る手段になり、また、関連キーワード用の記事を多数書くことで、ビッグキーワードを攻略することもできる。

7−9.Googleキーワードプランナー

検索キーワードの月間検索数、および季節性偏差、関連キーワードを知るためのGoogleアドワーズのサービス。本来はアドセンス広告主が使用するために、入札価格や競合度合もわかる。

キーワードプランナー画面

キーワードプランナー画面

SEO業者が多量に検索数を知る目的でシステム操作をしたために、現在は広告主以外は詳細な検索数を知ることができなくなっている。

7−10.Googleサーチコンソール

サーチコンソール画面

サーチコンソール画面

旧名称「ウエブマスターツール」。各種の使用法ができる。1)書いた記事を高速でインデックス登録させるための申請 2)クロウラー巡回上の問題レポート 3)月間・週間検索数、表示数、クリック数、クリック順位の一覧表示等。

8.他社比較関連

8−1.Alexaトラフィックランキング

Alexa画面

Alexa画面

世界や国内のサイトランキング表示サービス。公式ブログは96,000位。TOYOTA.comは6,000位、welqは2,000位、microsoft.comは44位。

http://www.alexa.com/siteinfo/stretchpole-blog.com

8−2.Similar web

similar-web画面

similar-web画面

ライバル社とのアクセス数等の比較に使用する。

https://www.similarweb.com/website/stretchpole-blog.com

9.まとめ

いまじにあでよく使っている単語50個を解説しました。1/5の研修会では、これら単語の意味よりも考え方や実践の様子をご報告します。わかりやすく楽しみながらできるように準備致しますので、どうぞご期待ください。