皆さんはストレッチポール®をどのように使っていますか?
こっているふくらはぎをゴリゴリ? 横にして背中の下に敷いてストレッチ?
それだけですか? もしそれだけなら非常にもったいないことです。ストレッチポール®の魅力の3割程度しか得られていないでしょう。
それでしたらもっと小さく(短く)てもいいですよね? でもストレッチポール®にはこの長さが必要だったのです。つまりこの長さにはワケがあるのです。
ストレッチポール®で最大の効果を感じる運動を行うと、多くの方がいまだかつて経験したことのない「床の上で背中ベッタリ!」感が味わえるのです。
ですので、お持ちの方にはぜひこの運動を行っていただきたいのです。では、どうしたらそれを感じることができるのでしょうか。この記事ではその簡単な方法をお伝えしますので、ストレッチポール®をお持ちの方はぜひ行ってみてください。
ストレッチポール®は㈱LPNの登録商標(第4666450号)です。正規品は公式LPNショップにて、またAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでも正規品をお買い求め頂けます。
目次
1.床の上で背中ベッタリ!とは
実はストレッチポール®の真価は、仰向けで縦乗りすることで発揮されます。
その状態でお好きなようにユラユラ動いたり、簡単な運動を行います。5〜10分程度続けまして、ストレッチポール®からゆっくりズルズルッと降りましてそのまま背中を床につけると、背中の接地面積が広がって「ベッタリ!」という感じが味わえるのです。人によっては「ベチャ〜〜ツ」と表現される場合もあります。
この感覚がなぜ生じるのかというと、背中の筋肉が緩んだからです。自分の背中がそれだけ緊張していたのだという事実を知ることにもなります。ストレッチポール®の運動をしなければ、一生味わうことのない感覚だったでしょう。味わえた方は大変ラッキーです。おめでとうございます。
さらに床にじんわりと沈み込んでいく感じもあります。気持ち良くてこのまま寝てしまう方もいます。これがかつて体験したことのないリラクゼーションなのです。この感覚を知らずにゴリゴリしたり背中を伸ばしたりだけの使い方が非常にもったいないと申し上げたのはこのことなのです。
2.床の上で背中ベッタリ!を確実に味わう方法
その方法はしごく簡単です。お伝えした通りストレッチポール®の上に仰向けで寝て縦乗りし、ゆらゆらしたり腕を動かしたり足をトントンブラブラするだけです。
ここではその効果をより感じていただくための方法をお伝えします。よくわからなかった、という方もぜひお試しください。
2−1.乗る前の状態を確認しておく
ビフォー&アフターの違いをはっきり自覚するためには、ビフォーの状態を覚えておくことが大切です。
ストレッチポール®に乗る前に、仰向け寝をしてリラックスし、肩や背中の床への付き方、カカトを支点にして足でバイバイしたときの動かしやすさなどをチェックしてみてください。だいたい、でOKです。
2−2.とにかく脱力!して乗る
お伝えする運動はリラクゼーションをもたらすものです。ということはできるだけ脱力して乗っていただきたいのです。
揉みほぐしなどで施術師の方に揉んでもらう時に緊張してガチガチに固まっていたらきっとうまく揉めないはずです。ストレッチポール®に乗るときもできるだけ安らかな気持ちで乗ってください。そのためには以下のポイントで行ってみましょう。
・ストレッチポールへの乗り方 ストレッチポールの上に仰向けに縦に乗ります。ファスナーのない方を頭側に、カバーの縫い目が背骨に当たらないように調節してポールの端にお尻を乗せます。
ストレッチポールEX、およびMXなら縫い目が背中に当たらないように置き、ハーフカットなら、ファスナーが外側にくるようにして縦に並べます。
セットしたら、ストレッチポールの端にお尻を乗せて、両手を床について、背中を沿わせるようにしてゆっくり仰向けに寝てみましょう。 ストレッチポールの上に頭まで乗るように、調整してください。
・もっとも安定できるポジションを探す。 後頭部がじゅうぶんにツールに乗るようにし、膝を曲げ足の裏を床につけます。腕を広げ手のひらを天井に向けます。足幅は肩幅よりやや広いくらいかもしれません。
安定して乗っている感じがしますか? 少しムニムニと左右に揺れ動いてみてください。ご自身にしっくりくるポイントがあるはずです。後頭部、背中、腰が何となくおさまりがいいところを背中で探していただきたいのです。
これはご本人がもっとも安定するポジションであることが大事なので、個人差があります。自分基準がもっとも正解ですから細かく考えずに探してみてください。
・脱力感を得る 手のひらを上向きにして、腕の力を抜きます。首の力を抜いて後頭部がツールに当たるようにします。背中の力も抜いて、ストレッチポールにダランと巻き付くように脱力してください。
次からの動きのことを考えたり、「この体勢が完璧?キチンとできてる?」などと意識しないでください。
全身の力を抜くことができれば、ストレッチポールの運動はほとんど終わったといっても過言ではありません。
・自然な呼吸か深呼吸を行う 目を閉じて深呼吸を行ってみましょう。深呼吸がなんとなく慣れないという方は自然な呼吸でOKです。目は開いていても構いませんが、慣れてきたら閉じて瞑想気分でゆっくり呼吸を行ってみてください。呼吸によって副交感神経が優位になり落ち着いた気持ちになることができます。
・環境面でもリラックス状況をつくる 音楽やアロマなどできるだけ心落ち着ける環境も作ってみてください。光が気になる方は少し照明を落としてもいいでしょう。
2−3.どうしても緊張してしまう方は…
ストレッチポール®の上にうまく乗れないので緊張する、という方がいます。もしくは、本に書いてあるとおりにできない、という方もいます。ストレッチポール®の運動は、脱力さえできれば自己流でかまいません。「必ずこうしなければならない」「形どおりにできなければ効果が得られない」というものではないのです。自分にはこれが一番、という位置や動きを見つけていただければと思います。
また、コリなどで筋肉の緊張が激しい方がたまにいらっしゃいます。そのような方は事前にストレッチポールを使って胸の当たりをマッサージしたりストレッチをおこなってみてはどうでしょうか。胸が自然に開けると効果が高いです。
どうしても頭が浮いてしまう方は、頭の下にタオルを丸めて敷くなどの工夫をしてみましょう。
2−4.寝るだけでもOK!さらに効果を上げる簡単な運動も
このように安定して脱力できましたら、ユラユラしているだけでもじゅうぶんな効果があります。お尻を左右に振ることでも揺れますし、背中から動いてもいいのです。
ご自身の好きなように好きなように動いてください。難しければジッとしているのでも構いません。ゆっくり呼吸をして背筋が伸び胸が開くことを感じてください。
ちなみに、後頭部・背中・腰の3点が一直線になっている今の状態が、立っている時や寝ている時の理想的な位置関係にあります。
手や足を動かせる方は、次のようなエクササイズを行ってみましょう。
■胸開き運動
両手・両肘を床につけながら、ゆっくりと胸の高さまで広げていきましょう。無理に広げないで楽な位置まで広げたら、ゆっくりと呼吸しましょう。力を抜いて、ひと呼吸ごとに肩が落ちて、胸が開いていくような感覚です。それから、腕を元の位置に戻します。【ゆっくりを呼吸をしながら2~3回】
■膝開き運動
両膝を外に広げて足の裏を向かい合わせにします。
足の裏はくっつけてもにぎりこぶし1個分くらい離しても結構です。軽く足を投げ出すようにポールから離し、楽な位置まで戻します。
バランスの安定した場所を見つけたら、そこでゆっくり呼吸しましょう。ひと呼吸ごとに股関節が緩んでいく感覚です。片足ずつ元の位置に戻します。【ゆっくりと呼吸をしながら15秒】
■手足の対角運動
まずゆっくり右足を伸ばします。次に左手の肘を床から離さないようにゆっくり胸の位置まで広げます。
楽な位置まで広げたら、左肩と右のお尻でポールを挟みながら、沈んでいく感じです。いくつか呼吸したら、ゆっくりもとの位置に戻して、反対側へ。【足・手を伸ばしてゆっくりと呼吸をしながら15秒】
ストレッチポール®を使用した基本的な運動は別記事「ストレッチポール®の効果と誰にでも効果が得られる使い方」でさらに取り上げていますのでぜひご一読ください。
■ストレッチポール®からの降り方
5〜10分程度、これらのエクササイズを行ったら、右でも左でも自分が降りやすい方に、腰からゆっくりすべるように降りましょう。降りたらストレッチポール®をカラダから少し遠ざけて、そのまましばらく寝たままでいてみてください。「背中ベッタリ!」の感触が味わえるかと思います。
3.まとめ
以上、ストレッチポール®がもっとも真価を発揮する縦乗りの方法をご紹介致しました。
この縦乗りでの運動を毎日おやすみ前や休憩時間に行うといろいろなメリットを感じられる方がおおぜいいらっしゃいます。
マッサージやストレッチのツールとしてお使い頂くのももちろん効果があると思いますが、ぜひご紹介した方法を行っていただきたいと思います。お伝えした方法を皆様の健康づくりにお役立てください。
ストレッチポール®は㈱LPNの登録商標(第4666450号)です。正規品は公式LPNショップにて、またAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでも正規品をお買い求め頂けます。